
みずたま介護ステーション溝の口にあるこの街は江戸時代から多摩川の宿場として、また、江戸庶民の信仰と娯楽の旅「大山詣」の拠点として栄えてきました。今も大山道沿いには江戸時代、明治時代に開業したという古い商家が残されており、歴史を今に伝えています。1997年の再開発ビル、Nocty(ノクティー)の誕生のより変化が始まりました。2棟からなるこの駅ビルには地元商店街のほか、丸井や市のホールなども入り、駅前の風景を大きく変えました。続く第2弾は98年、JR武蔵溝ノ口の改装、鉄道をまたぐ南北方向の自由通路の完成。こうした開発で、駅周辺の使いやすさはぐんとアップ。この前後から、駅前にはいくつものテナントビルなどが建設され、あっという間に一大ショッピングスポットに変わってきました。
とはいえ、大型店以外にも個人の商店ががんばっているのが溝の口の、「らしい」ところ。中央商店街には1山88円、99円と言った商品が並ぶ八百屋さんなどが残っていますし、競争が激しいからでしょうか、商店街を歩くと、物価の安さに驚かされます。