お盆だったので、ちょっと不思議な話｜みずたま介護ステーション

2022.08.17 お知らせ

お盆だったので、ちょっと不思議な話

ばあちゃんの準備が出来た

先月、祖母が亡くなりました。
　家族と話していても祖母の返事を待ってしまったり、人数を数える時も一人多く数えしまうことがあったり、亡くなった実感の湧かない日々を過ごしていました。

　その日も実家の祖母の祭壇の前で私は泣きながら、祖母が亡くなったことを認識しつつもそこに居るかのように話しかけてしまい、私は頭が可笑しくなってしまったと弟に打ち明けていました。
　すると居間の方から母の声で「お義母さん！さっき着替えたばかりじゃないですか！！」と叫ぶ声が聞こえ、声のした方へ目を向けると祖母が玄関から歩いて今にも飛び出して行こうとする姿が見えたのです。
　居るはずが無い、歩けるはずも無いと思いつつ私は「待って！！！」と叫んだところで目が覚めました。
　
　夢オチかい！と思うかもしれませんが…その週末は四十九日、納骨がありました。
　生前、外出が困難になってから「お墓参りに行きたい」と言って叶えられず仕舞いだったので
　
　あの時、夢に出てきた祖母は「出掛ける準備が出来たよ。
一足先にお墓に行くね」と言っているような気がして
夢で知らせに出てきたと思うとしっくりくるような、もう家に
居ないと思うと寂しいような不思議な気持ちになりました。

　コロナ禍での入院の話や自宅での看取り介護の話は
また機会がありましたらお話しできればと思います。

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