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2025.06.25 お知らせ

Aさんに叱っていただいた思い出(コラム)

もう10年以上前の話になります。私は当時、Aさんという男性のお客様の入浴介助を週三回担当していました。
ほぼ一人で休まずに訪問し、Aさんに負担のない介助も出来るようになりました。
背中を洗っているときや、お湯につかっている時などに、お客様の昔話を話してくださるようにもなり、だんだんと心を開いていただいているのを感じていました。
支援が始まって以来2年以上通い続けました。
Aさんにも奥様にも、とても信頼していただいていたと思います。
小さくも凛としたお声で、「またお願いしますね」と、
介助が終わり帰ろうとする私の背中に毎回声をかけて下さっていました。


時が過ぎ、週三回の支援は私以外の男性ヘルパーさんが二名で担当することになり、それからまたしばらく経ちました。
二人ともまったくお休みをされなかったので、私は1年以上お客様と会う事がなかったのですが、ついに、代役として私が1年以上ぶりに入ることになりました。
当日、入室しご挨拶、懐かしいと喜んでいただけるかと思っていたのですが、私が期待した言葉とは真逆の言葉でした。
「あなたには大変がっかりしました」
Aさんは、やはり小さくも凛としたお声で、一言はっきりと仰いました。
私はびっくりして、そのあとハッとしました。
時が経てば、病気の進行などで身体状況も変わります。当然それに合わせて手順も見直されていきます。そういった事も今入っているヘルパーさんに聞こうと思えば聞けたのですが、私はそれをしていませんでした。
そう、私は昔の関係性に甘え、自分が良く知っている方だからと最近の様子や手順を今の担当に聞こうともせず、昔の手順のまま支援を行ってしまったのです。
Aさんは、そういう事を見透かしたように、叱ってくださいました。

私がその後も現在まで介護の仕事を続けてこられたのは、Aさんがあの時叱ってくれたからなのだと、今でもよく思い出します。
自分の目で見て確かめ、自分の耳でお客様の声を聴く事、当たり前と思わずどういう支援が最善なのかと考え続けることが大事なのだという事

Aさんから教わった事を胸に、今日も、働いています。

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