 プロジェクト
					プロジェクト6
					介護職を諦めなくていい、
					本質に集中できる現場を叶える。
				
			介護職の働き方になぜ課題があるのか
自己犠牲の上で成り立つ介護に、持続可能性はない。
					介護職の多くは「目の前の人の役に立ちたい」「困っている人を支えたい」という想いのもと働いています。しかし、想いを持って介護をするほど業務に明確な終わりはなく、時間をどんどん費やすことができてしまいます。多くの介護現場で見られるのは「自分が我慢すればなんとかなる」という善意のもと、感情労働をしたり、時間超過で働いたりしてしまうこと。その結果、働き手が疲弊してしまい、長期的には離職につながってしまう場合もあります。
					
					介護という仕事を選んだ人が、働き方を理由に離れなければいけないのはとても残念なこと。そして、超高齢化が加速して介護職がますます求められるなか、深刻な社会課題でもあると当社では考えています。
				
当社が考える解決の道すじ
					本質に時間を費やす。仲間を支え合う。
					介護のあるべき姿を形にする挑戦。
				
				
					より働きやすい環境を実現するために「効率化」は必須だと頻繁に挙げられますが、だからといって、お客さま一人ひとりへの寄り添いを怠ったり、サービスを大幅に簡略化したりしてしまうと、お客さまも働き手も幸せになりません。
					
					必要なのは、どこに時間を費やすかを考えることです。介護本来の目的である「寄り添い」を担保しつつ、必ずしも介護職が行う必要のない事務手続きや単純業務は効率化していく。また、介護は簡単な仕事ではないからこそ、横のつながりとコミュニケーションを強化し、お互いに支え合い、相談しあえる仲間をつくることも欠かせないのです。
					
					このように、介護職が担わなくてもいい業務から解放され、みんなの力を合わせながら全力でお客さまと向き合える環境を実現しようと、一歩ずつ、当社では努力してきました。
				
みずたま介護ステーションでの導入施策
					みんながみんなをフォローする、
					“お互いさま”文化を根付かせる。
				
				
					みずたま介護ステーションが当初から目指してきたのは、お客さまと働き手「双方のベターライフを実現する」ことでした。働き手が幸せなほど、お客さまにも高い価値を届けることができる。そんな想いをもとに仕組みや制度を年々磨き、すべての従業員、特にマネジメントをする人にこの考え方を伝えることを徹底してきました。
					
					そんな中、訪問介護のサービスを持続していくために最も欠かせないのは、ヘルパーです。ヘルパー一人ひとりにこの仕事に就いてよかったと感じてほしい。そのような環境を実現するために施策を考え、実行しています。
				
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						取り組みその1:
 横のつながりの強化ヘルパーは一人でお客さまのご自宅に訪問する孤立しやすい仕事ですが、品質の高いサービスを届けるためにはヘルパーの有するお客さまの情報や知識をみんなで共有し、ケアを磨いていくことが必須です。ヘルパーが日頃から報告や相談しやすいように、休憩エリアを設けて雑談をしたり、記録や報告の専用アプリに入力したり、懇親会や忘年会など親交を深めるイベントも開いたりしています。 
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						取り組みその2:
 休暇取得とフォロー体制の徹底非常勤・常勤スタッフともに、有給休暇を取得することに力を入れています。安心して休めるように、担当ヘルパー、ケアマネジャー、サービス提供責任者のみお客さまを知っている状態ではなく、複数人が状況把握をすることを徹底。また、家庭を持ちながら働く社員が多いからこそ、お互いの状況を理解しフォローする文化もあります。 
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						取り組みその3:
 事務手続きの一本化本社機能のない事業所では請求・支払い・申請をはじめとした事務手続きを事務所内で実施する必要があります。しかし当社では、事務手続きは介護職が担わなくてもいいと考えるため、本社で作業を一本化し、効率的に実施することを徹底しています。時間の削減はもちろん、不要なことを考えず、お客さまやヘルパーとの関わりに集中できる環境づくりにもつながっています。 
ヒルデモア/ヒュッテでの導入施策
					目指すべき理想をともにしているスタッフと、
					その実現に寄与する配置や仕組み。
				
				ヒルデモア/ヒュッテの根底にあるのは、スローガンである「老いて豊かと語れる暮らし」です。この根本的な思想に共感し、そこに向けて一緒に行動することが「ヒルデモア/ヒュッテらしい」仕事をするうえで欠かせませんし、不要なつまずきや失敗を排除する効率化にもつながります。また、「老いて豊かと語れる暮らし」を実現することを前提とするからこそ、それを叶える人材配置や仕組み・制度を創業当初から徹底しています。
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						取り組みその1:
 みんなが共有する理想を実現する運営と意思決定さまざまな経歴・経験を経て集まってきた人がともに仕事をするうえで、同じ方向感の共有は欠かせません。困難に立ち向かったり、決断に迷ったりした時に、みんなが掲げる理想を再確認し、「社員行動宣言(行動指針)」に基づいて行動することで、根本的な軸がぶれづらくなります。採用や任用をするうえでも、欠かせない基準です。 
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						取り組みその2:
 人員の手厚い配置ヒルデモア/ヒュッテは、ご入居者やご家族に高品質なケアを届けたいと願い、そのケアのあるべき姿を明確にしています。そのようなケアを実現するために、国から定められた配置以上の手厚い人員は必須だと考えるのです。そして、人件費が増えるため、その価値をコミュニケーションし、見合う価格も設定。心ゆくケアを届けるためのこだわりです。 
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						取り組みその3:
 メリハリのある働き方介護職は長期休暇が取りづらいというイメージがあります。しかし、しっかり働いたらしっかり休んでほしいため、当社では5日連続した休暇の取得を推進する制度があり、その制度を活かすように各事業所の支配人が取り組んでいます。特に最近では若手が積極的に休みをとっていることで、他のスタッフへの好影響をもたらしています。 
これから描いていく未来
					“日本一働きがいのある会社“に向けて、
					さらなる進化を遂げていく。
				
				
					当社でずっと宣言してきたのは、“日本一働きがいのある会社”を目指したいということ。介護の会社としてこのような目標を掲げていることを珍しく思われることが多いですが、介護職こそ胸を張ってほしいし、誇りを持ってほしい。そんな想いをもとに、当社の大切な指標としています。
					
					“働きがい”を実現するためには、単に介護職の業務時間短縮などを追求するのではなく、自社ならではの「高い介護品質」を追求し、それに紐づく「介護職の誇り」を醸成することが必須だと考えます。
					
					完璧な現場はありません。しかし、課題を見つけては解決方法を見出し、一歩ずつ前に進んでいくことこそ必須です。これからも経営と社員が手を重ねながら、全ての介護職が「この仕事を選んでよかった」と言える日に向けて取り組んでいきます。
				


