提供プログラム
認知症ケア
その方らしい個性を大切に、
心地よい毎日のお手伝いをします。
認知症になっても、人としての価値は何も変わりません。そのことを、ご入居者ご自身も実感して暮らしていけるように、「パーソン・センタード・ケア(PCC)」を基盤とした価値観で、ご入居者の「今」に寄り添っています。症状だけにとらわれず、表情や行動などを見つめ、奥にある気持ちを理解していくことで、穏やかにその方らしい日々を送っていただくことを目指しています。
ヒルデモア/ヒュッテの認知症ケアの基盤
パーソン・センタード・ケア(PCC)
認知症をもつ方を一律にとらえるのではなく、あくまでも一人の“人”として尊重してケアをしていくという考え方。
その言葉どおり「その人を中心としたケア」です。どんな人にも個性があり、その人の視点や立場に立って理解しながらケアを行うことを目指しています。
PCCを実践するための手法
認知症ケアマッピング(DCM)
DCMを用いて、どのような環境であれば認知症の方が穏やかにその方らしい過ごし方をご提供できるかを把握し、そのような状態を長く維持できるように、日々、ケアサービスの改善に取り組んでいます。よりケアの品質を高めていくため、社員のDCM認定資格(マッパー)取得を推進しています。
ヒルデモア/ヒュッテのDCMマッパー数
マッパーが中心となり、認知症を抱える人々の視点に立って観察法を実践・評価。
その結果を介護現場のスタッフにフィードバックし、チーム一丸となって
ケアのあり方について考えていきます。
2021年4月現在
K様 91歳 要介護4のケース
認知症のために気性が荒くなり、どこの施設からも入居を断られていたKさん。最後の望みをかけてヒルデモア/ヒュッテにご入居されました。
当初は、毎日怒っていて、スタッフに気持ちをぶつけることもしばしば。わたしたちはなぜこの方が不穏になるのか?と考えました。そして、慣れない老人ホームの暮らしが不安だからでは?と思い、心に寄り添うことを最優先にしてお世話を続けました。
3ヶ月後、Kさんは穏やかさを取り戻し、笑顔で毎日を過ごされるようになりました。
M様 78歳 要介護1のケース
ふさぎがちで居室にこもちきりだったMさん。スタッフが話しかけても、お返事をいただけないことがほとんどでした。
ある日、スタッフがお部屋を訪ね、お好きだと教えてくれた紅茶をいれて横に座り、黙っていっしょに飲んでいた時のこと。Mさんが、おもむろに自分の身の上話を語りだしてくれたのです。
お好きなものがきっかけになり心を開かれたMさんは、それからはスタッフとお話ししたり、居室から外に出ることも多くなりました。
H様 83歳 要介護2のケース
身体が衰えて、アクティビティに参加できなくなってしまった認知症のHさん。笑顔は減り、ほとんどの時間を居室で過ごされるようになりました。
春になり、鶯の鳴き声に気づいたスタッフが、Hさんに「外で鶯が鳴いていますよ」と声をかけると「ほんと?」とのお返事が。バルコニーに椅子を出しご一緒に鶯の鳴き声に耳を澄ませると、Hさんは満面の笑顔に。
趣味や体操をすることだけでなく、心を動かす全てがアクティビティなのだと、ヒルデモア/ヒュッテ一同あらためて気づかせていただきました。